体験談:ショート法のスケジュールや採卵数、費用はどのくらいかかるの?
今回私はショート法で初めての体外受精に挑戦しました
採卵日までのスケジュールや、実際の採卵数、かかった費用(採卵日も含めた)などを実体験をもとにまとめます
私と同じように、これから体外受精をはじめる方やショート法での治療をされる方にぜひ読んでいただき、この記事を少しでも参考にしていただれけばと思います
※この記事は主にショート法のことを書いています
▼初の体外受精!排卵誘発法はショート法に決定
体外受精での排卵誘発法には、ショート法、ロング法、アンタゴニスト法、自然周期法などいくつかの排卵誘発法があります
詳しくはこちらをご覧ください↓
排卵誘発について|はなおかIVFクリニック品川|JR大崎駅徒歩90秒不妊治療、体外受精専門クリニック
引用元:はなおかIVEクリニック品川ホームページ
今回、私は、私が通っているクリニックの基本の誘発法であるショート法で排卵誘発を行うことになりました
ちなみにショート法は
メリットとして…
・多くの卵子が採卵できる可能性
・ロング法に比べて、使用する薬の量や使用期間が少なく済む
デメリットとして…
・卵巣刺激症候群(OHSS)になるリスク等
が挙げられます
▼ショート法の採卵日までの実際のスケジュール
●採卵日までの薬剤の使用スケジュール
(ナファレリール点鼻薬を使用しました)
朝夕1日2回 必ず12時間ごとに使用
D1〜採卵前までの中止の指示があるまでの使用です
注射
(排卵誘発剤はD3〜D10まではフォリルモン、D11〜D14はフェリングを使用しました)
1日1回 特に時間の指定はありません
D3〜採卵前までの中止の指示があるまで使用します
※私は自宅での自己注射にしました
●通院のスケジュールや診察内容と経過
生理開始前の受診
・エコー
・看護師さんから注射や点鼻薬などの使い方の説明を受け、薬剤を持ち帰る
D7の受診
・エコーにて卵胞チェック
左右に7〜9ミリの卵胞が数個ずつあり
・採血
※採血では主にE2というホルモンの値を見ます
E2とはエストラジオールのことで、1つの成熟した卵胞あたりのE2値は200pg/mLと言われています
採卵日は卵胞の大きさとこのE2の値で決定されます
D7のE2は161(まだ成熟した卵胞はないということになります)
D11の受診
・エコーにて卵胞チェック
9〜14mmの卵胞が右に4つ、左に3つあり
・採血
D11のE2は559
(2〜3個の成熟卵があることになります)
卵胞の大きさにバラツキがあったため注射の薬剤がフォリルモンからフェリングへ変更になる
D13の受診
・エコーにて卵胞チェック
右4つ、左6つあり
それぞれの具体的な大きさは聞けませんでしたが、大きいのが4つ(大きいので17m)、あと一歩なのが4つ、未熟なのが2つとのこと
・採血
D13のE2は1585
(だいたい7〜8個ほどの成熟卵があることになります)
卵胞も採卵に適した大きさになり、E2も前回より上がっているため、当初の予定通り採卵日がD15に決定
・採卵日までの説明を受ける
点鼻薬はD13の夕で中止と言われる
D13の22時40分にhcgを必ず注射するなど採卵日当日までの過ごし方や使用する注射の説明などを受ける
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採卵日までに使用した薬剤は、点鼻薬と注射のみでした
通院数は採卵日までに計4回の通院になりました
体外受精はもっと頻繁に通うと思っていたので思ってたよりは少なく、仕事への影響もほぼありませんでした
病院で注射を受ける方は、通院回数はまだ多くなります
▼ショート法での実際の採卵数は?
私は右2個、左6個、計8個をなんとか採卵することができました
本当にD13のE2の値通りでした!
▼ショート法の採卵終了までにかかった費用は?
生理前の診察
自己注射指導料 2000円
点鼻薬 12000円
超音波検査 2000円 計 17280円(税込)
D7の診察
注射代5日分 15930円
D11の診察
注射代4日分 13770円
D13の診察
ホルモン検査 20000円
注射 4000円
抗生剤 1000円
hcg 7000円 計 34560円(税込)
D15の診察(採卵日)
一般体外受精(3個以上)130000円
精液調整量 30000円
胚培養量 90000円
麻酔料 30000円
計 302400円(税込)
生理開始前〜採卵終了までの合計金額は
383940円!!!
やはり、採卵はズバ抜けて高い治療だと思いました